「幸せになる勇気」書評~嫌われる勇気との違いと、要約を紹介。

こんにちは、個人ビジネス部のコウイチです。

 

今日は、あの超有名ベストセラー本「嫌われる勇気」の続編である

「幸せになる勇気」のレビューをしていきたいと思います。

 

前作の「嫌われる勇気」は

アドラーという心理学者が提唱した「アドラー心理学」

を対話形式で分かりやすく語った自己啓発本です。

 

今作の「幸せになる勇気」はその続編です。

 

アドラー心理学の概念を知ると、人生におけるストレスが激減します。

職場の人間関係で病んでうつ病一歩手前まで来た僕も、

前作「嫌われる勇気」を読んだことで復活を遂げ、

元気な自分を取り戻すことができました。

詳しくはこちらの記事を見てください。

 

前作と今作は何が違うのか?というと、

前作の「嫌われる勇気」は、アドラー心理学のざっくりとした説明がされていて

今作の「幸せになる勇気」は、新しい概念が登場するというよりも、

前作に書かれている概念が、より詳しく書いてあるというイメージです。

 

今作を読み終えることで、アドラー心理学のすべてが繋がって、理解できます。

 

前作の嫌われる勇気は、

人生に絶望していて自分はもう幸せになれないと嘆く青年と、

アドラー心理学を専門とし、人は誰でも今この瞬間から、幸せになれるとうたう哲人との対話物語が書かれていました。

 

青年

アドラー心理学なんかくだらない

そう言い切る青年ですが、

哲人との対話を通して、アドラー心理学に感化され、生きる気力を取り戻していきます。

 

そして、今作では、アドラー心理学に感化されたはずだった青年が、

3年ぶりに哲人の元を訪ね、

青年

やっぱりアドラー心理学は駄目だ。あなたを信じた僕が馬鹿だった。

この哲人め!

と、再び哲人に立ち向かっていく姿が書かれています。

コウイチコウイチ

アドラー心理学を学び始めると出てくるもっともな疑問を、ズバズバと哲人にたたきつけてますw

僕が思っていることを代弁してくれて、「それなんだよな」とうなってしまいました。

前作にハマった人は、今作も絶対ハマりますね。

 

前作を読んでない方は、前作を読んでから今作を読んだ方が、

アドラー心理学をスムーズに理解できますよ。

 

アドラー心理学は、

人間の悩みはすべて人間関係であり、

いかなる状況に置かれたとしても、

今この瞬間から幸せになれると考える思想があります。

 

コウイチコウイチ

今この瞬間から幸せになれる?そんな馬鹿な!!

と最初は思ってました。

 

でも、アドラー心理学の概念を日常生活で使うと、本当に楽です。

 

このストレス社会で生き抜いていくには、

必須の概念だと僕は思います。

 

僕が今作の「幸せになる勇気」を読んでもっとも印象的だったのは、

「自分の人生は、自分で選ぶことができる」

「幸せになる勇気」より

という一文です。

つまり、人生を主体的に生きることこそが、幸せになる方法であるというのです。

 

僕はこれを読んで

主体的な人生を送ることの重要性を、改めて感じました。

 

僕は昔は受動的な人生だったのですが、

最近、主体的な人生に変わってきたと感じます。

 

退屈でストレスだらけの人生が、

楽しくて刺激的な人生に変わったなと思います。

 

今回は僕の経験から、

アドラーの言う「主体性」の重要性を紐解いていこうと思います。

僕は何もかも受け身だった。。

僕がこの世に生まれ、大学生になるくらいまで、

何に対しても受け身な人生を送っていました。

  • お母さんに怒られるから、学校に行く。
  • お母さんがこの高校がいいって言ってたから、この高校に行く。
  • 就職しなきゃならないから、とりあえずそれなりの会社に就職する。

そうやって、僕の人生の選択を他人任せにしたり、

ただなんとなく、それなりの選択をして生きているだけの日々を過ごしていました。

 

僕は新卒でブラック企業に就職してしまったんですが、

コウイチコウイチ

あー、定時まであと3時間もある。一秒一秒の経過が遅すぎて死にそう。

 

こんなことを毎日考えて生きてました。

やりたくもない仕事を、お金のために嫌々こなす。

こんな日々です。

 

でも、本当は分かっていました。

こんなことをいつまで続ける気だと。

 

僕はこんな人生でいいのかと。。。

 

仕事をしている時間って、人生で一番長いのに、

その貴重な時間を、辛く苦しい会社の業務につぶされていいのかと。

 

土日だけを楽しみに、月火水木金をロボットのように過ごす人生。

僕は、退屈で何の刺激もない人生に違和感を覚えていきました。

 

職場の人たちは、

仕事が特に楽しいわけでもないけど、

家に帰ってもやることがないから会社にいると言ってました。

 

僕はその人たちに、強烈な違和感を持つようになりました。

 

僕らは何のために生きてるんだろうと、思ってしまったのです。

 

僕の会社の業務って、遊び心が全くなくて、

とてもつまらなかったのです。

 

会議では難しい言葉が飛び交い、

顧客の「これもやってくれ!」という急なわがままに答えては、

僕は休日出勤させられました。

 

コウイチコウイチ

はあ。もっと楽しく生きられないのだろうか。

 

僕は、ずっとそう思ってました。

 

こんなに忙しいのに退屈で、つまらない仕事は辞めたいと、

そう思うようになっていました。

 

コウイチコウイチ

とにかく、このままでは本当にまずい。

もっと楽しく生きたい。

 

こう思った僕は、ネットを通じて会社以外の人たちと交流を持ち始めます。

 

このまま職場と自宅の往復を続けたくない。

何か新しい人と出会わないと、僕は本当にこのまま40年、

退屈さを我慢して会社員生活を続けることになってしまう。

 

僕はそれが怖かったのです。

 

僕が受動的な人生から、主体的な人生に変わったのは、ちょうどこのころです。

 

なんたって、ネットを通じて会社以外の人と会っていくと、

自分でビジネスをして年収1,000万以上の人がゴロゴロいたのです。

 

そして、その人たちは超前向きで、人生楽しそうなのです。

 

コウイチコウイチ

なんだこの人たちは・・・!

面白いな・・・!

愚痴を言ったり言い訳をしたりせず、自分の人生の目標に向かってひたすらに突っ走っている。

俺の職場の人たちと全然違うじゃないか・・・!

 

こうして僕は、会社以外で友達ができ、その人たちに引き寄せられて、主体性を取り戻します。

自分自身で切り開いていく人生に変化したのです。

 

僕は童貞で彼女が欲しかったのですが、「ブサイクだから無理」と言い訳をせず

恋愛の勉強をして彼女を作りました。

 

そして、会社がつまらないから副業でプログラミングをして稼いで、

会社を辞め、フリーランスのプログラマーとしてワクワクするような仕事ができるようになったりしました。

 

ここで分かったのは、

受動的な人生より、主体的な人生の方が、圧倒的に楽しいということです。

 

僕も昔は受動的だったから分かるのですが、

会社がつまらなくても、

コウイチコウイチ

あー、つまらないなー早く定時にならないかな

と言っているだけ。

 

こういうことを言っているだけの受動的な人生って、

何の刺激もなくて、全然楽しくないんですよね。

 

僕は、受動的な世界と主体的な世界の両方を行き来してみて、やっぱり主体的な人生の方が楽しいです。

だからこそ、アドラー心理学の根底にある「主体性」の原理がやはり僕には響いたのです。

アドラーがいう主体性とは

本のタイトルの「幸せになる勇気」は、

「自分の人生を主体的に生きる勇気」とも言えるのではないかと思いました。

 

幸せになる勇気では、人生においてある問題が起きたとき、

たいていは、次の2つの思考が登場するといいます。

  • 悪いあの人
  • かわいそうなわたし

僕にも心当たりがあります。

 

どういうことかというと、

悪いあの人というのは

「あの上司が悪いんだ。あの人さえいなければ」という思考で、

かわいそうなわたしというのは

「なんで俺はこんなに不幸なんだ。何をやってもうまくいかない。な?こんな俺はかわいそうだろ?」

こういう思考です。

 

物事を他人のせいにする思考と、悲劇のヒーローを演じる思考。

あー、僕も日々、やってしまってます。アドラーを読んでいてもやってしまう。

 

でも、こういう思考でいるうちは、人生が何も変わらないとアドラーは言っています。

 

じゃあ、いったいどんな思考になれば、人生を変えて、幸せになることができるのか。

アドラーの答えはこうです。

 

「悪いあの人でも、かわいそうなわたしでもない。

重要なのは、これからどうするかである

 

と。

僕がこの本の中で最も共感した部分です。

 

それはつまり、自分の人生に責任を持ち、自らの力で、未来を切り開いていく。

これこそが、主体性だと思うのです。

 

「会社つらい」と言っている暇があったら副業を始めて、

会社を辞めるために黙々と頑張る。

 

僕が昔のまま、受け身の人生を続けていたら、

いまだにブラック企業でこき使われていたでしょう。

 

そんな未来は想像もしたくありませんでした。

 

このように、アドラーはどこまでも、

「幸せになることを諦めない」心理学なのです。

 

コウイチコウイチ

何と魅力的な思想なんだ・・・

僕はそう思って震えてます。

「幸せになる勇気」を読んで、現代社会のストレスから解放され、幸せになりましょう

コウイチコウイチ

誰かがきっと僕を幸せにしてくれるだろう

そんな受け身な思考の僕に、幸福は訪れませんでした。

 

哲人

人は、あなたの期待を満たすために存在しているのではない

と、アドラーは言います。

 

自分を幸せにできるのは、ほかならぬ自分だけなのだと。

 

今自分が不幸なら、

「どうすれば、幸せになれるだろうか?」

と考える。

 

悪いあの人でもなく、かわいそうなわたしでもないのです。

 

これからどうするか、なのです。

 

僕は、人生に主体性を取り戻したおかげで、

ただだらだらと文句を言いながら会社員生活を続ける人生から脱却することができました。

僕は今、フリーランスのプログラマーとして仕事をしています。

 

個人でビジネスをすると、

やりたくもない退屈な仕事はやらなくていいし、

自分で責任をもって仕事ができるので、

やっぱり毎日新しい刺激があって、とても楽しいです。

 

今の時代はストレス社会と言われているけれど、

ネットがあるおかげで、家に居ながらにして起業して、

ストレスのない仕事に変えることができてしまいます。

 

人生に対して主体的になればなるほど、幸せになれる時代。

こんな時代はかつてないと思います。

 

僕は、せっかくこんな時代に生まれたのだから、

何か問題が起きた時にもそれを他人のせいにせず、

主体的に生きて、自分の人生を自分で切り開いていきたいと思います。

 

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は

僕の人生の道しるべです。

 

これらの本にはさまざまな常識破壊の概念が出てきます。

目的論、課題の分離、・・・etc

 

しかし、その根底にあるのはやはり「主体性」なのだと僕は受け取りました。

 

というわけで、今回はアドラー心理学の本「幸せになる勇気」を題材に、

人生における「主体性」の重要性を話してみました。

 

僕も、根っこの性格が引っ込み思案なので、まだまだ主体性が足りないと思っています。

 

人生につまずいたらアドラーの本を読みなおして、

主体的に、どんどん人生をよくしていきたいと思います。

 

まずは、今よりもっと、稼ぎます。

 

あなたも是非「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読んで、

現代社会のストレスから解放され、主体的になり、

幸せになる一歩を踏み出してもらえたらと思います。

 

それでは。