どうも、個人ビジネス部PHP専門のコウイチです。
皆さん、「パーマリンク」って知っていますか?
WordPressを始める前には、ほとんど聞かない言葉ではないでしょうか。
僕も、WordPressを始める前は、全く知りませんでした。
しかし実は、WordPressでブログを始めたなら一刻も早く、「パーマリンク」の仕組みを理解し、きちんと設定を行うべきなのです。
なぜなら、パーマリンクの設定は、後から変更するとデメリットがデカいからです。
今回の記事では、WordPressでブログを始めたばかりの初心者の方にも分かりやすく、パーマリンクとは何か?から始まり、パーマリンクの基本的な仕組み、設定方法などを解説していきます。
それでは、行ってみましょう!
パーマリンクとは?
まずはじめに、「パーマリンク」とは、なんなのでしょうか。
パーマリンクとは、ブログの個々の投稿、カテゴリーなどの投稿一覧ページへの恒久的(半永久的)な URL です。パーマリンクは、他のブロガーがあなたの投稿やセクションにリンクを張るときや、投稿へのリンクを Eメールで送ったりするときに使います。個別の投稿への URL は常に存在して決して変らないようにすべきです。そういう訳で、「perma」リンクといいます。
ようするに、各記事に対して割り当てられた、URL(ページのアドレス)のことです。
「パーマ(perma)」とは、永続的な、という意味があります。
ブログの各記事にはずっと同じURLでアクセスできないと困りますから、こういう名前が付けられています。
ちょっと適当な記事を表示してみました。アドレスバーをよく見てください。
↓
これがパーマリンクです。
何か、好きなブログの記事をいくつか回ってみてください。
ドメイン部は同じだけど、パーマリンク部は、各記事毎に違っていますよね。
このパーマリンクは、サイト訪問者や検索エンジンにとって最適なものを設定するべきで、実は、ブログを開設して、最初にやっておくべき設定なのです。
パーマリンクの設定を最初にやっておくべき理由
それでは、なぜパーマリンクの設定を、最初にやっておくべきなのでしょうか。
パーマリンクの設定を後から変更するということは、記事のURLが後から変わってしまうということになります。
そんなことになれば、以下のようなデメリットが起きてしまいます。
検索エンジンからのアクセスが無効に
Google検索で訪問者があなたのブログにアクセスした際、パーマリンク変更前のURLだった場合、「ページが見つかりません」と表示され、訪問者は落胆して去っていくことになります。
いずれ変更後のURLをGoogleが認識しますが、それまでは検索エンジンからのアクセスを逃していくことになります。
外部サイトから貼ってもらっているリンクが無効に
他のブロガーさんが、僕らのブログにリンクを貼ってくれることがあります。
しかし、パーマリンクを変更してしまったら、貼ってもらったリンクが無効になり、訪問者がページを見つけられなくなります。
記事を見てもらえたはずの機会を失うことになります。
自分の記事にリンクを貼ってくれている人に対して、片っ端からURLの変更を依頼する?
そんなことは現実的ではありませんね。
記事の内部リンクも無効に
ある程度書いている記事が増えてくると、自分のブログ内で他の記事のリンクを貼ることがあります。
しかし、記事のURLが変わってしまうということは、ブログ内のリンクをすべて貼り直さなければいけなくなります。
これも面倒で、記事が多ければなおさら現実的ではありません。
SNSのシェア回数がゼロに
TwitterやFacebookなどで記事がシェアされることがありますね。
しかし、記事のURLが変わるとそれらのシェア回数がリセットされてしまいます。これは痛いです!
しかし、神経質にならないで
以上の理由から、パーマリンクの設定は最初に済ませたいところです。
が、しかし神経質になってあーでもないこーでもないと、悩み続けて記事を書けなくなるのは本末転倒ですね。
最悪、リダイレクト設定と言うものを行えば、古いURLから新しいURLに自動転送することが出来るので、悩み過ぎず、これと決めたらちゃちゃっと設定しちゃってください。
適切なパーマリンクとは
それでは、適切なパーマリンクとは、どのようなものなのでしょうか。
Googleが、そもそも適切なURLとはどのようなものか、以下のようなことを言っています。
シンプルな URL 構造を維持する
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。
論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、
http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation
のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。
http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1
のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
というわけで、これを踏まえて、適切なパーマリンクとは、以下のようなものになります。
適度な長さで、ページの概要が分かるように
Googleが言っている通り、URLは出来る限りシンプルで、目で見てその記事に書かれている記事の概要が分かるように決めると良いです。
日本語にしない
パーマリンクには、日本語を含めない方が良いです。
それはなぜかというと・・・
仮に、パーマリンクに日本語を入れたとしましょう。
https://example.com/ワードプレス/パーマリンク/
こんな具合に。
URLに日本語を使う時は、エンコードといって、日本語部分が半角英数字に変換されます。
ブラウザのアドレスバーに日本語のアドレスが表示されていたとしても、実際には以下のような、わけの分からない記号の羅列になっています。
https://example.com/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF/
↑ブラウザのアドレスバーから、日本語のアドレスをコピーしてどこかに貼り付けると、こうなります。試してみてください。
ツイッターなどのSNSに日本語URLを貼り付けても認識しなかったり、その他、どこかにURLを貼り付けるときにこのような長い記号の羅列になる可能性があり、これでは長ったらしいし、一目でページの概要が分かりません。
だから避けましょう、ということです。
パーマリンクの設定方法
それでは、以上を踏まえてパーマリンクの設定を実際に行っていきたいと思います。
そもそも、パーマリンクの設定にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは、パーマリンクの設定画面を覗いてみましょう。
「設定」⇒「パーマリンク設定」と進むと、あります。
「パーマリンク設定」画面が開きました。
この画面では、あらかじめ用意された、パーマリンクのパターンを選択することが出来ます。
基本
https://example.com/?p=123
?p=[数字]というURLになります。
しかし、パッと見て何の記事が書かれているか分かりません。
日付と投稿名
https://example.com/2018/06/26/sample-post/
その名の通り、記事の日付と、好きな投稿名を付けられます。
パッと見て、何の記事が書かれているか、投稿名で推測することが出来ます。
しかし、URLの日付が古いと、「内容も古いのでは?」と思われ、最後まで読んでもらえないリスクもあります。
月と投稿名
https://example.com/2018/06/sample-post/
その名の通り、記事の日付(こっちは月まで)と、好きな投稿名を付けられます。
パッと見て、何の記事が書かれているか、投稿名で推測することが出来ます。
数字ベース
https://example.com/archives/123
こちらも言うまでもなく、パッと見て何の記事が書かれているか分かりません。
投稿名
https://example.com/sample-post/
こちらは投稿名のみなので、何の記事が書かれているか、投稿名で推測することが出来ます。
カスタム構造
カスタム構造を選択すると、様々なタグ(%で囲まれたやつ)を使って好きな構造にすることができます。
僕のオススメは、このカスタム構造です。
オススメのパーマリンク設定はコレ
この、カスタム構造ですが、以下のようにタグをセットしてみましょう。
https://example.com/%category%/%postname%/
すると、記事を作成したときに
https://example.com/[カテゴリ名]/[投稿名]/
というURLにすることができます。
(URLの例)
https://example.com/wordpress/permalink/
どうでしょう。これは「WordPress」カテゴリに属する記事のURLの例です。
「permalink」の部分は、記事の編集画面の上の方で、自分で変えられます。
URLを見ただけで、「あー、WordPressのパーマリンクについて書いてる記事なんだな」と、一目で分かりますよね。
そして、検索エンジン的にも、「WordPress」というくくりの中の記事であると、サイトの構造がGoogleに伝わりやすくなります。
カテゴリ名は英語にしなきゃいけないの?
僕のオススメ設定である「カスタム構造」に設定する場合、
日本語のURLにしないために、カテゴリ名は英語にしなければいけないのでしょうか?
いや、そんなことはありません!日本語のカテゴリ名まで英語にする必要はないです。
しかし、そのままでは、日本語のカテゴリ名に属する記事のURLには日本語が含まれてしまいますね。
そこで、カテゴリ名にはスラッグを設定しましょう。
カテゴリ名にスラッグを設定する
スラッグとは、代わりの名前、ふりがなのようなものです。
これを設定しておくことで、URLにはスラッグが使われるようになります。
たとえば「賢威」という日本語カテゴリを作るなら、スラッグは「keni」など英語にしましょう。
これで、URLにカテゴリ名が使われるときは、「keni」が使われます。
カテゴリ名を後から変更するとどうなるの?
カテゴリ名を後から変更するとどうなるか。
そう思ったかもしれませんね。
カテゴリ名を後から変更すると、そのカテゴリに属した記事のパーマリンクがすべて変わってしまいます。
予想通り、まあ、そうだろうなって感じですよね。
カテゴリ名を後から変えなければいい話ですが、もし、カテゴリ名を後から変えたとしても、そのカテゴリに属した記事のパーマリンクが変わらなくて済む方法があります(ちょっと高度な内容)。
こちらの記事で解説していますので、興味がある方はご覧ください
↓
WordPressのパーマリンクにスラッシュ「/」を含める方法
[blogcard url="https://businessdepartment.jp/wordpress/perma-link-slash/"]まとめ
まとめると、
- パーマリンクの設定は先にやる。
- パーマリンクは簡潔に分かりやすく
- パーマリンクは日本語にしない
- パーマリンクの設定を「カスタム構造」にしてカテゴリ名を含める。
- カテゴリ名にはスラッグを設定しておく
ということになります。
アップしている記事が増えてくる前に、これらの設定を済ませてしまいましょう。
ではまた。